それほど遠くない所に、アンデン・セロ(0番ホーム:Andén Cero)-チャンベリ駅(Estación de Chamberí)があります。1969年に閉鎖された地下鉄駅で、改修を経て、マドリードの地下鉄のビジターセンターとなっています。クアトロ・カミノス(Cuatro Caminos)からグラン・ビア(Gran Vía)まで、街の中心部を走る最初の地下鉄路線が開通した1919年のマドリードへと、時代を遡ることができます。
トラファルガルのオラビデ広場(Plaza de Olavide)も歴史的なスポットの一つです。造園された居心地の良い広場で、テラスがたくさんあり、人々が集まったりタパスを楽しんだりしています。
アラピレス(Arapiles)とバジェエルモソ(Vallehermoso)の両地区にまたがるセア・ベルムデス通り(Calle Cea Bermúdez)には、舞台芸術用の35,200 m2のモダンな複合施設にカナル劇場(Teatros del Canal)があります。スペイン建築賞を受賞したこの建物は、フアン・ナバロ・バルデウェグ(Juan Navarro Baldeweg)の作品です。ホールには最新技術が導入されており、古典や現代の作品が演じられる他、コンサート、ダンス、フラメンコ、サルスエラ(スペインのオペレッタ)、オペラ、サーカス、キャバレーショーの舞台にもなっています。周辺には、ラ・アバディア劇場(Teatro de la Abadía)、ガリレオ劇場(Teatro Galileo)、旧ルチャナ映画館を劇場のホールにしたルチャナ劇場(Teatros Luchana)もあります。
主な緑地帯はサンタンデール公園(Parque de Santander)で、この公園ではマドリードの中心部でゴルフの練習ができます。約120,000 m2の土地に、植物と現代的なスポーツ施設(人工芝のサッカー場、パドルのコート、周回トレーニングができる1,200 mのタータントラック)が組み合わさっています。
ホアキン・ルコバ(Joaquín Rucoba)が設計、1991年に国定記念物、2011年に文化財に指定された Frontón Beti-Jai、1931年にセクンディノ・スアソ(Secundino Zuazo)が設計し1981年に国定記念物に指定されたCasa de las Flores が挙げられます。