アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港(Aeropuerto Adolfo Suárez Madrid-Barajas)と、マドリード見本市会場(IFEMA)があるカンポ・デ・ラス・ナシオネス(Campo de las Naciones)は、郊外に位置しているものの、周囲にはお出かけになる価値のあるスポットがいくつもあります。ここ数年において、IFEMA MADRIDはフェリアや議会のほか、コンサートや催事の会場となっています。
IFEMA MADRIDでは年間80件以上の見本市が開催され、数々の経済部門を支えています。会場は2024年に完成予定の大規模な拡張プロジェクトを開始し、新たなインフラにより、IFEMAをマドリード第2の経済原動力にし、これまで周辺にもたらしてきた影響力が、さらに増加します。いくつかの象徴的な見本市が開催され、スペインブランドとマドリードブランドの真のアンバサダーとなっています。その例として挙げられるのが、FITUR、ARCOMadrid、Mercedes Benz Fashion Week Madridです。食に関しては、Salón Gourmetsと年次イベントMadrid Fusión Alimentosが挙げられます。
マドリード市立会議場(Palacio Municipal de Congresos de Madrid) とマドリード見本市会場(Feria de Madrid)の横に、1992年の欧州文化首都にマドリードが制定されたことを記念して、フアン・カルロス1世公園(Parque Juan Carlos I) が開園しました。公園には30,000㎡の湖、長さ1,900mの入り江、20点近い屋外彫刻作品、「トレス・クルトゥラス(Tres Culturas)」という名の庭園、200以上の外来植物が集められている温室「エストゥファ・フリア(Estufa Fría)」、ホールがあります。双胴船に乗ったり、周遊列車や無料のレンタサイクルで公園を散策したりすることができます。
マドリード市民にはあまり知られていませんが、カプリチョ広場(Parque del Capricho) は、歴史と美しさの点でマドリード有数の素晴らしい庭園です。オスナ公爵夫妻が1784年に建設を命じたこの広場には3種類の古典的な庭園、パルテール(またはフランス式庭園)、イギリス式庭園、ジャルディーノ(イタリア式庭園)があります。春になると、セイヨウハナズオウ、ニレ、アーモンド、カシ、ライラックの木々が、散歩道を鮮やかに彩ります。12本の柱に囲まれたバッカスの東屋は、庭園内で最もロマンチックな場所の一つです。
オフィスビルの1階には、Foster’s Hollywood、McDonalds、La Mafia、Hamburguesa Nostra、 Fresc Coなど有名なフードチェーン、ビュッフェチェーンや、El Partenón、Green Ifema、ガリシア料理のLa Gran Pulperíaなどのレストランがあります。
マチュピチュ通り(Avenida Machupichu)とロス・アンデス通り(Avenida de los Andes)にも昼食や夕食がとれる店や、Coctelería Caché、Los Chesesといったパブが数店舗あり、夜遅くまでドリンクを楽しむことができます。
スペインのデパートチェーンEl Corte Inglésと、同系列の大型スーパーチェーンHipercorもこの地域にあります。Centro Comercial Campo de las Naciones(住所:Avenida de Los Andes 50)には、テクノロジー、ファッション、ビューティ、アクセサリー製品が揃っています。