1980年代以降20世紀初頭の非常に重要なスペイン芸術コレクションを創設し、第一級の展覧会を開催しています。2008年にレコレトス通り(Paseo de Recoletos)の美しい館に本部をオープンし、19世紀後期から第二次世界大戦の終わりまで、さまざまな芸術家によって作成された造形芸術が展示されています。
このショッピングスポットの主役はファッションショップ。特にピアモンテ通りとアルミランテ通り(Calle Almirante)に集中しており、国際的なブランドのブティックとインディペンデント・デザイナーの旗艦店が並んでいます。のびのびとしたフレッシュな雰囲気は、サラマンカ地区(Barrio de Salamanca)の落ち着いた様子と対照的ですが、両エリアは洗練と華やかさを絶対的に追求する点で共通しています。
サレサスで楽しめるガストロノミーの中で、長年にわたる歴史で際立つ存在となっているのがカフェ・ヒホン(Café Gijón)です。アストゥリアス出身のグメルシンド・ゴメス(Gumersindo Gómez)がキューバからの帰国後、1888年に創業したこの店は、わずか数年の間に、マドリードの文学界の集まりの場となりました。ラモン・イ・カハル(Ramón y Cajal)、ピオ・バロハ(Pio Baroja)、ペレス・ガルドス(Pérez Galdós)、ベナベンテ(Benavente)、バジェ=インクラン(Valle-Inclán)、セベロ・オチョア(Severo Ochoa)、ラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナ(Ramón Gómez de la Serna)をはじめとする知識人たちが会合の常連でした。今でも19世紀末の味と姿が残り、歴史と思い出が感じられる場所です。レコレトス通り近辺にいるなら、ぜひ足を運びたい店です。隣接するEl Espejo Nouveauにも屋外テラスがあり、散策の途中にドリンクを楽しむのにとても良い選択肢の一つです。
サンタ・バルバラ広場(Plaa de Santa Bárbara)は、居心地の良いテラスで食前のひとときを楽しむのに最適な場所です。近くには、お茶、チョコレート、油、スイーツ、手作りパンを扱うグルメショップが多数あります。中でも、パン屋Panod、チーズ専門店Poncelet、高級チョコレート店La Duquesita 、有名な「マノリートス」を提供しているケーキ屋・喫茶店Manolo Bakes が際立っています。
そして、運試しならカジノ・グラン・マドリード・コロン(Casino Gran Madrid Colón)へ。施設内にはRhum&Rhum Barがあります。