1980年代以降20世紀初頭の非常に重要なスペイン芸術コレクションを創設し、第一級の展覧会を開催しています。2008年にレコレトス通り(Paseo de Recoletos)の美しい館に本部をオープンし、2014年5月には写真作品を扱う新たな展示室バルバラ・デ・ブラガンサ・ルーム(Sala Bárbara de Braganza)が開設されました。また、財団は、ミロ・スペース(Espacio Miró)を通じてジョアン・ミロの作品研究のための参考の場となるため、彼の作品を常設展示しています。
サレサスで楽しめるガストロノミーの中で、長年にわたる歴史で際立つ存在となっているのがカフェ・ヒホン(Café Gijón)です。アストゥリアス出身のグメルシンド・ゴメス(Gumersindo Gómez)がキューバからの帰国後、1888年に創業したこの店は、わずか数年の間に、マドリードの文学界の集まりの場となりました。ラモン・イ・カハル(Ramón y Cajal)、ピオ・バロハ(Pio Baroja)、ペレス・ガルドス(Pérez Galdós)、ベナベンテ(Benavente)、バジェ=インクラン(Valle-Inclán)、セベロ・オチョア(Severo Ochoa)、ラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナ(Ramón Gómez de la Serna)をはじめとする知識人たちが会合の常連でした。今でも19世紀末の味と姿が残り、歴史と思い出が感じられる場所です。レコレトス通り近辺にいるなら、ぜひ足を運びたい店です。隣接するCafé del Espejoにも屋外テラスがあり、散策の途中にドリンクを楽しむのにとても良い選択肢の一つです。
サンタ・バルバラ広場(Plaa de Santa Bárbara)は、居心地の良いテラスで食前のひとときを楽しむのに最適な場所です。近くには、お茶、チョコレート、油、スイーツ、手作りパンを扱うグルメショップが多数あります。中でも、パン屋Panod、チーズ専門店Poncelet、高級チョコレート店La Duquesita 、有名な「マノリートス」を提供しているケーキ屋・喫茶店Manolo Bakes が際立っています。
そして、運試しならカジノ・グラン・マドリード・コロン(Casino Gran Madrid Colón)へ。施設内にはRhum&Rhum Barがあります。
シェフ、セサル・ガラン指揮するレストランPointer 、最高峰のメキシコ料理と日本料理を見事に融合したPeyote San 、キューバのコロニアル式建築にインスピレーションを得た素晴らしい中庭が印象的なHabaneraなどが挙げられます。