今日カステジャーナ大通り(Paseo de la Castellana)として知られている通りは、17世紀と18世紀にはマドリードを南北に縦断していました。南のコロン広場(Plaza de Colón)から出発すると、通りの最初の区間には、かつてこの地域を特徴づけていた豪華な建造物の一部が今でも残っています。大使館、省庁、国際的な文化協会が「カステジャーナ大通り」沿いに立っています。この最初の区間、フアン・ブラボ、エドュアルド・ダト通りの間の高架下には、Museo de Escultura al Aire Libre(屋外彫刻美術館) があり、ジョアン・ミロ(Joan Miró)、パブロ・セラノ(Pablo Serrano)、エドュアルド・チリダ(Eduardo Chillida)など、スペインの抽象彫刻の類まれなコレクションがあります。
1932年までカステジャーナ競馬場があった土地に、現在では勧業省と雇用省があるヌエボス・ミニステリオス(Nuevos Ministerios)の公的建造物の複合施設が立っています。続いて同じ方向に、マドリードの金融の中心地である複合施設Azcaがあり、ピカソ(Picasso)、エウロパ(Europa)、BBVAの各タワーがそびえ立ちます。超現実主義の芸術家、ジョアン・ミロの壁画が正面を飾る会議・展示館(Palacio de Congresos y Exposiciones)の前には、レアル・マドリードのホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabéu)‐(現在改装工事中)がそびえ立っています。Tour Bernabéu(ベルナベウ・ツアー)によるスタジアム観戦では、監督用ベンチ、更衣室、競技場なの主要スポットを見学できます。また、トロフィー展示室を訪れたり、クラブの歴史について知識を深めることができます。
その後、クスコ広場(Plaza de Cuzco)を経て、カスティージャ広場(Plaza de Castilla)に通じる区間が続きます。カスティージャ広場にはトーレス・キオ(Torres Kio)として知られる象徴的なツインタワーであるトーレス・プエルタ・デ・エウロパ(Torres Puerta de Europa)と、興味深い展覧会が企画されるカナル財団(Fundación Canal)があります。
カステジャーナ大通りの終点は、クアトロ・トーレス・ビジネス・エリア(Cuatro Torres Business Area)。かつてシウダ・デポルティーバ・デル・レアル・マドリード(Ciudad Deportiva del Real Madrid)があった土地に建設されたビジネス・パークで、マドリードおよびスペインで最も高いビルである4つのタワーで構成されています。マドリードとスペインで最も高い249メートルのトーレ・バンキア(Torre Bankia)、トーレPwC(Torre PwC)、トーレ・デ・クリスタル(Torre de Cristal) 、トーレ・エンペラドール・カステジャナ(Torre Emperador Castellana)。最新のビルは高さ181メートル、35階建て、スペインで第7番目の高さを誇るトーレ・カレイド(Torre Caleido)です。
超高層ビルでの宿泊には、カステジャーナ大通りの北部、チャマルティン駅(Estación de Chamartín)の周辺をお勧めします。クアトロ・トーレス・ビジネス・エリアには、Hotel Eurostars Madrid Tower(ユーロスターズマドリッドタワー)rがあります。建物の壮観さにたがわず、最新性、テクノロジー、趣味の良いディテール、質の高いサービスを備えたホテルです。ホテルは、高さ120メートルからの展望を誇る大窓が特徴の Spa & Health Club を備えています。
Hotel Eurostars Madrid Tower の30階にあるグルメレストランVolvoretaでは、夕方に壮大なパノラマビューのもと、ドリンクやディナーを楽しむのに最適です。なかでも、NH Collection Madrid Eurobuildingの魅力の1つは、シェフのDabiz Muñoz率いるミシュラン3つ星の美食レストランDiverXOです。 Villa Magna ホテルには、オリジナルのカクテル、様々なスコッチウィスキー、国内外の様々なワインをそろえた豊富なメニューが楽しめる、国際的な雰囲気のMagnum Barがあります。