ヘミングウェイのマドリード

  • El Madrid de Ernest Hemingway
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1923年にアーネスト・ヘミングウェイが初めてマドリードを訪れてから、数多くの変化がありました。しかしながら、「Muerte al atardecer(午後の死)」や「Fiesta(日はまた昇る)」など、ヘミングウェイの作品にインスピレーションを与えたスポットやホテル、美術館が現在も幾つか残されています。

彼が初めてマドリードを訪れてから、2023年の春で100年。ノーベル文学賞受賞作家のヘミングウェイは30年間マドリードに頻繁に足を運び、この街とスペイン文化に魅了されたことが、彼の人生と作品に明らかに見受けられます。

 

カーロス・ベイカー(Carlos Baker)のバイオグラフィーによれば、ヘミングウェイが1923~1926年にかけて家族と滞在したペンションで、彼が滞在した7号室は、今でも訪問可能です。

 

現在トリップ グラン ビアの名で知られる当ホテルのファサードは、ヘミングウェイが訪れた頃の面影をとどめています。ヘミングウェイは作品「Night Before Battle(戦いの前夜)」や「La quinta columna(第五列)」の中で、当ホテルについてふれています。

 

Fiesta(日はまた昇る)」の舞台となったホテル。ジェイクとブレッドは、バーマンの仕事ぶりを観察しながら「この素晴らしいホテルのバーでの極上の接客」を楽しみます。

当レストランの経営者によれば、ヘミングウェイは子豚の丸焼きを食べに通い、祖父がヘミングウェイにパエリアの作り方を教えようとしていたといいます。小説「Fiesta(日はまた昇る)」の最後は、このレストランの食堂が舞台となっています。

小説「La denuncia(密告)」においてヘミングウェイは、常連客や外国人のスペインに対する愛着のシンボルとして、このバルを描いています。戯曲「La quinta columna(第五列)」の舞台となっています。

雑誌「Life」掲載の記事「Un verano peligroso(危険な夏)」でヘミングウェイは、サンタ・アナ広場の中心部に位置するこの場所について、「ビールやコーヒーに絶好」と称しています。

闘牛をテーマとした小説「Muerte en la tarde(午後の死)」には、「闘牛を本当に勉強したいなら、あるいは関心があるなら、遅かれ早かれマドリードに行くべきだ」の一説があります。

ヘミングウェイはプラド美術館の作品をこよなく愛し、1936年から1939年にかけスペイン政府がマドリードの爆撃から守るため、代表的な収蔵作品をバレンシアに移したことに賛同を示しました。
 

「Por quién doblan las campanas(誰がために鐘はなる)」に登場するレティーロ公園。ロバート・ジョーダンの空想のなか、マリアとロバートが幸せを感じる庭や多様な樹木のある公園が描かれています。

 

王立植物園は戦争勃発にあたり、「死の予感の反映」として作品「Por quién doblan las campanas(誰がために鐘はなる)」に登場します。

生粋のマドリードの夜の老舗である著名なフラメンコ・タブラオは、作家のアーネスト・ヘミングウェイが足繁く通った場所です。

1950年代、ヘミングウェイがスペインを訪れていた最後の数回は、このホテルに頻繁に宿泊していました。Hemingway Cocktail Barもあり、カクテルメニューには彼の名前を冠したものも含まれています。

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