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国立プラド美術館は特別展『再会(Reencuentro)』とともに6月6日に再開。190点以上の作品を再配置し、プラド美術館開館当時の展示を思わせるこの展覧会は、11月29日まで開催されています。10月27日には、ビジャヌエバ棟にあるヒエロニムス・ボスの56 A展示室が、新たな展示方法で再開。より鮮明に作品が鑑賞でき、空間の利用も最適化されています。また、展示室にはプロフェッショナルモニターがあり、展示作品の驚くべき細部を一連の動画で紹介。中にはオリジナルサイズの12倍に拡大されているものもあります。
立地条件に恵まれ、マドリードの象徴的なモニュメントやスポット、緑に囲まれた国立プラド美術館(Museo Nacional del Prado)は、観光客が最も足を運ぶルートの一つである美術館通り(Paseo del Arte)の中心的な存在です。ベラスケス(Velázquez)作の「ラス・メニーナス(女官たち)」やゴヤ(Goya)作の「マドリード、1808年5月3日:プリンシペ・ピオの丘での銃殺」の他にも、スペイン派、イタリア派、フランドル派絵画の傑作を鑑賞することができます。プラド美術館の貴重な所蔵作品は、絵画8,600点、彫刻700点以上に及びます。
美術館で展示されているのは、膨大な所蔵品のごく一部です。そのため、2007年、建築家ラファエル・モネオ(Rafael Moneo)が設計した施設の拡張部分がオープンしました。かつてのヘロニモス修道院回廊の周囲に建物が建設され、ビジャヌエバ館と接続されたのです。16、17世紀の絵画における世界最高レベルの美術館であり、ボッシュ(Bosch、スペイン語ではEl Bosco)、ティツィアーノ(Tiziano)、エル・グレコ(El Greco)、ムリーリョ(Murillo)、ルーベンス(Rubens)、ゴヤ、ベラスケスといった大家の作品を所蔵している他、知名度は低いものの非常に価値のある装飾美術、デッサン、版画のコレクションも多数存在します。
他の美術館にはない付加価値をプラド美術館に与えているのは、スペイン絵画コレクションです。12世紀のロマネスク様式の壁画から、19世紀のフランシスコ・デ・ゴヤの作品までを鑑賞できます。1階から3階の展示室では、「胸に手を置く騎士の肖像(El caballero de la mano al pecho)」や「羊飼いの礼拝(La adoración de los pastores)」など、エル・グレコの作品が展示されています。美術愛好家なら、所蔵されているスペイン黄金世紀の作品を高く評価することでしょう。なかでも「ラス・メニーナス(女官たち)」、「織女たち(Las hilanderas)」、「東方三博士の礼拝(La adoración de los Reyes Magos)」をはじめとする、ディエゴ・ベラスケスが描いた40点以上の絵画は特筆に値します。
新たな常設展で紹介されるプラド美術館とその建築物
開館後2世紀を経て、プラド美術館が2021年3月17日から新たな常設展を開催。建築をテーマに、美術館の歴史を18世紀末から現在まで巡る展示内容。ビジャヌエバ棟の100、101、102号室では、版画、写真、ポスター、新聞記事、雑誌、本、領収書、観覧者と模写者の芳名帳、プロジェクト、彫刻、模型、絵画、家具、装飾美術を展示し、美術館創設以来、古い壁を新しい時代と館内での文化・専門活動に適合させるよう行われてきた、数多くのプロジェクトを紹介しています。
障害をお持ちの方は、窓口で該当する公的証明をご提示になれば、入館無料になります。
窓口1と2は、障害をお持ちの方、高齢者、妊婦、小さいお子様連れの方に優先的にご利用いただけます。
該当する証明書がある場合、盲導犬または治療の補助として用いられている動物との入館が可能です。
バリアフリーのエレベーター、スロープ、車椅子用昇降装置があり、階段でのアクセスが必要な「王太子の宝物(Tesoro del Delfín)」展示室(-1階)を除き、一般公開されているすべての場所での移動が可能です。
全階に多目的トイレ完備。わかりやすい表示がなされています。
手荷物一時預かり所で、車椅子、ベビーカー、杖を無料で貸し出しています。
手話動画ガイド、磁気ループ対応型オーディオガイド、解説放送入りオーディオガイド。
講堂に磁気ループシステムが導入されています。
身体・知覚・知的障害者向けの教育、美術創作活動を行う「みんなのためのプラド(El Prado para todos)」教育プログラム。
ステーション:27, 67、68、81
一般: 15 €
一般料金+公式ガイドブック:24 €
割引料金:7.50 €
入館無料:入館者全員が対象、月曜~土曜:18:00~20:00/日曜・祝日:15:00~17:00(その他の時間帯にも入館無料となる観覧者については、公式サイトをご覧ください)
美術館通りパス(Tarjeta Paseo del Arte):30.40 €(美術館の入館者定員が100%に戻るまで利用不可)。
国立美術館・博物館年間パス:36.06 €(警戒宣言発令中の休館期間の埋め合わせとして、表示されている有効期限を3カ月延長)。
月曜~土曜:10:00~20:00
日曜・祝日:10:00~17:00
休館日:1月1日、5月1日、12月25日
短縮開館日:1月6日、12月24日・31日 10:00~14:00
美術館の技術協力会社であるSamsungの後援を受けた新アプリは、スマートフォンとタブレットで利用可能で、プラド美術館の400点以上の作品を、学芸員と各流派の専門家による質の高い詳しい解説とともに鑑賞できます。スペイン語と英語で利用可能
プラド美術館、ティッセン=ボルネミッサ美術館、ソフィア王妃美術館は、入館者数制限を設けた上で開館しています。最高の美術を再び満喫!
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