大雨や強風などの悪天候の場合や、悪天候後の点検のため、公園は予告なしに一時閉鎖されることがあります。
気象警報に関するお知らせ:
レティーロ公園およびその他5つの公園(エル・カプリチョ、フエンテ・デル・ベロ、キンタ・デ・トーレ・アリアス、キンタ・デ・ロス・モリノス、パルケ・デル・オエステのバラ園)は、マドリード市役所の気象警報条例(2026年6月18日更新)に基づき、立ち入り禁止区域が設置されたり、一時的に閉鎖される場合があります。
フアン・カルロス1世公園、フアン・パブロ2世公園、マンサナレス公園には、別途公園プロトコルが適用されますが、これらの3公園が閉鎖されることはありません。詳細はこちらをご覧ください。
マドリード市役所は、公式X(旧Twitter)アカウント(@MADRID)を通じてこれらの警報を発信しています。また、マドリード市役所地理情報ポータルにある地図で、市内の主要公園の状況を確認することもできます
ここはマドリードの芸術・自然遺産の一部を成す緑地帯。アラメダ・デ・オスナ(Alameda de Osuna)に位置するこの公園は、マドリードで最も美しい公園の一つでありながら、その存在を知る人は多くありません。1784年にオスナ公爵夫妻によって造られましたが、特に力を入れたのは公爵夫人マリア・ホセファ・デ・ラ・ソレダ・アロンソ・ピメンテル(María Josefa de la Soledad Alonso Pimentel)でした。芸術家、闘牛士、知識人の後援者であった公爵夫人が造り上げたのは、まさに自然の楽園そのもの。有名な芸術家、園芸家、造園家が手がけたこの公園には、当時の著名人たちが頻繁に足を運びました。
公爵夫人の死後、公園は荒れ始め、放置されたままの状態になりますが、1974年にマドリード市が購入して復元が開始され、1999年に完成に至りました。公園は植物、彫刻、芸術の宝庫で、あずまや、礼拝堂、噴水、小広場、公爵邸があります。公爵邸には間もなく(修復工事が終了後)、3次元映像、会議室、公爵夫人が主役の常設展示があるインタラクティブスペースが設置されます。
庭園には、フランス式、イギリス風景式、イタリア式の3様式が揃っています。公爵邸の西のファサードの前にフランス式庭園が広がり、刈り込まれた生け垣は、まるで地面に施された刺繍のようです。下の部分はイタリア式庭園で、敷地内で最も古い場所です。生け垣と木々が入り組み、冬は日光浴ができ、夏には日差しを避ける日陰となります。この近くには、ロマンチックな戯れや、かくれんぼのために造られた迷路があります。月桂樹でできたこの迷路は、公爵夫人存命中と同じ造りになっています。庭園の他の部分は典型的なイギリス風景式庭園。人の手が加えられていない自然を思わせる庭園が、散歩や奥まった場所での憩いへいざないます。
2026年4月、園内の独特な建造物である砦とダンスホールの修復工事が完了し、美しい姿を披露しています。
エル・カプリチョ公園の塹壕(ざんごう)を訪れる
エル・カプリチョ公園には、さらにもうひとつの秘密が隠されています。ヨーロッパで唯一現存する、スペイン内戦時の共和国軍総司令部「ポシシオン・ハカ」の塹壕(ざんごう)です。総面積2,000平方メートルに及ぶこの塹壕は、地下15メートルに位置し、100キロの爆弾にも耐えることができます。戦争の最前線から離れていること、交通の利便性、森林迷彩という環境を利用し、1937年ごろ公園内に建設されました。
塹壕は全部で7つの長方形の部屋(右に4つ、左に3つ)からなり、公園外への出口は4つ、またオスナ公爵邸の地下を貫通する非難通路を備えています。
マドリード市役所の都市景観・文化遺産管理局では、土曜日と日曜日 に30分間のガイド付き無料見学(1グループあたり20名)を実施しています。公式予約サイトでの事前予約が必要で。