実用的なアドバイス

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街の日常生活のリズムは？営業時間は？水道の水は飲める？気候は？初めての目的地へ旅立つ際、こうした疑問を抱くものです。

営業時間

マドリードの商店は午前9時から10時の間に開店し、市の中心部をはじめとして大半の店舗が、途中で店を閉めることなく、午後8時か10時まで営業しています。午前と午後の間に一度閉店する店舗の場合、たいていが午後2時に店を閉め、午後4時から5時の間に再び店を開けます。

マドリードの法律により、商店はそれぞれ自由に営業時間を設定できるため、プエルタ・デル・ソル（Puerta del Sol）とグラン・ビア（Gran Vía）周辺など、市内の主要観光エリアでは、日曜・祝日も営業している年中無休の店舗もあります。

飲食施設も営業時間が長く、スペイン人の昼食と夕食の時間はそれぞれ午後3時半と午後11時以降になることはあまりありませんが、常に例外と対応可能なレストランがあり、それより遅い時間でも、「厨房は閉まりました」と言われることはありません。その上、タパスを食べるなら時間帯は融通が利き、いつでも味わうことができます。

祝日

2023年のマドリードの祝日日数は14日です。マドリード州が定める12日の祝日に、市役所が選ぶ地域的な祝日が2日加わっているのです。その2日は5月16日（マドリード市の守護聖人である聖イシドロ農夫の祝日）と11月9日（マドリードの守護聖母であるアルムデナの聖母の祝日）です。5月15日や8月15日、その他の地域の休日においては、ラティーナ地区の通りや店舗は人でごった返します。

2023年のマドリードの祝日をご確認ください

公衆トイレ

市内中心部の多くの通りに、移動可能な公衆トイレがあります。街路に設置される公共物の一部であり、自動洗浄機能付きのトイレと洗面台、ハンドドライヤー、ソープディスペンサー、トイレットペーパー、折り畳み式おむつ交換台、無臭式ごみ箱、換気扇による強制換気、コート掛けが備え付けられています。また、内部照明と、自然光を取り入れるためのガラス窓もあります。1回使用するごとに自動洗浄・乾燥システムが作動して、床の清掃が行われます。通常、娯楽エリアや公共交通機関の駅など、歩行者の多い有用性の高い場所に位置しています。

公衆トイレは男女共用の多目的トイレで、車椅子やベビーカー利用者にも対応しています。24時間利用可能で使用料金は10セントです。

重量と寸法

スペインは1889年にパリで導入された国際単位系（SI）に加盟しています。質量の単位はキログラム、時間の単位は秒、長さの単位はメートル、面積の単位は平方メートル、体積の単位はリットルです。

電圧・プラグ

スペインの電圧は220ボルトで、プラグは2本の丸いピンがついており、わきに接地極があります。

こうした特徴に対応していない電気機器プラグ用のアダプターは、簡単に入手できる他、多くの宿泊施設でも提供されます。

水

マドリードの水はスペイン有数の健康的な水であるため、安心して水道の水を飲むことができます。マドリード近郊のノルテ山脈（Sierra Norte）から消費地まで直接配管網が敷設されているため、マドリードの水質は非常に優れたものとなっています。

マドリード市内の公道、緑地、公園、庭園にある飲料水供給源の関連情報一覧はここで閲覧可能です。

料金

各種施設ではサービス料金が含まれていますが、ホテルやレストランでは、「付加価値税は含まれていません（IVA no incluido）」と表示されていることがよくあります。この場合、消費した料金に10％の追加料金がかかります。スペインではチップは任意で払うものですが、良い対応を受けた場合には、たいていチップの支払いが行われます。なお、大部分の商店や交通機関では、金額制限なくカードでの支払が可能です。

気候

スペインは主に穏やかな地中海性気候ですが、マドリードは内陸部に位置しているため、季節ごとの気温差が非常に大きく、冬は寒くて平均気温は約6度、夏は暑くて7月と8月の平均は25度となっています。

事故・病気

旅行時に考慮すべき側面の 1 つは、医療サービスに関する情報です。旅行中に事故や病気が発生した場合、ヨーロッパ市民には必要な医療を受ける権利があります。このため、ヨーロッパ保健カード（Tarjeta Sanitaria Europea）(TSE) あるいは同等の書類を自国で申請することをお勧めします。

ヨーロッパ以外からの旅行者は、検査や投薬などの必要なニーズをカバーする健康保険に加入するとよいでしょう。また、 外国人観光客へのサポートサービス（SATE）では、マドリードを訪れる観光客が警察署に出頭する必要がある事故が発生した場合に、個別の支援を提供しています。

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