ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)


新たなコレクション発表に伴い、26日(金)は17:30まで開館し、27日(土)は終日入館無料。


美術館通り(Paseo del Arte)の頂点の一つをなす国立ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)には、ピカソの『ゲルニカ』を中心に、ダリ、ミロ、フアン・グリスの作品が集められています。 

興味深いスペイン現代美術史巡りは、 「20世紀の到来:ユートピアと紛争(1900~1945)」、「戦争は終結したか? 分断された世界のための芸術(1945-1968)」、「反乱からポストモダンへ(1962~1982)」の3ルートに分かれています。美術館の中心的な作品である『ゲルニカ』は、パブロ・ピカソの特に重要な絵画の一つです。共和国政府によって1937年のパリ万国博覧会で展示されたこの壁画は、1937年4月27日のゲルニカ爆撃で被害を受けた人々の苦しみを表現しています。

20世紀の到来:ユートピアと紛争(1900~1945)

最初の観覧ルートでは、19世紀と20世紀、現代性と伝統の交差点が、エルメネヒルド・アングラダ・カマラサ、ホセ・グティエレス・ソラナ、メダルド・ロッソの作品で完璧に表現されています。次に展示されているのは、フアン・グリス、ジョアン・ミロ、サルバドール・ダリの作品。彼らは、同館にも作品が所蔵されているジョルジュ・ブラック、フェルナン・レジェ、ソニア・ドローネー、フランシス・ピカビアとともに、ヨーロッパ前衛美術に積極的に参加しました。 

戦争は終結したか?分断された世界のための芸術(1945-1968)

第二次世界大戦は歴史的な前衛に終止符を打ちました。それを伝えようとするのが、2番目の観覧ルートです。当時アーティストたちの表現は、さらに謎めいた、実存主義的なものになりました。スペインではエル・パソ(El Paso)やエキポ57(Equipo 57)などのグループが現れ、アンフォルメル芸術を広めました。アントニ・タピエス、ホルヘ・オテイサ、エステバン・ビセンテなど、当時登場した芸術家の一部は、国際的に高い評価を受けるようになりました。この時期は、ヨーロッパの概観の前後関係においてより理解が深まるため、フランシス・ベーコン、ジャン・デュビュッフェ、ルーチョ・フォンタナ、ヘンリー・ムーア、イヴ・クラインの作品も展示されています。コレクションのこの部分では、レトリスム(文字主義)運動やブラジルのコンクリート・アート運動の例を何点か鑑賞することができます。 

反乱からポストモダンへ(1962~1982)

70年代から現在まで、現代アートは幅広い提案を生み出してきました。今日のテーマ、形、手段は、アートの本質そのものに疑問を投げかけています。美術館の作品の多くを前に、批評家、芸術家、見学者は、「芸術とは何か?」と自問するのです。コレクションの第3部では、ジェンダー問題、アンダーグラウンド文化、大衆文化、グローバリゼーションがテーマになっています。グループZaj、 エリオ・オイチシカ、ルイス・ゴルディージョ、ソル・ルウィット、ダン・フレイヴィン、ゲルハルト・リヒター、 ピストレット、マルセル・ブロタースなどの作品が、見学ルートの最後の区間で鑑賞できます。 

テレフォニカ・コレクション。キュビスムと現代の体験

2017年11月より、テレフォニカ財団のキュビスムコレクションが、ソフィア王妃美術館で展示されています。この展示を通じて、キュビスムの最盛期と、その後の数十年間を振り返ることができます。

フアン・グリス、マリア・ブランシャール、ルイ・マルクーシ、アンドレ・ロート、グレーズ、メッツァンジェ、バラダス、マヌエル・アンヘレス・オルティス、ビセンテ・ウイドブロ、トーレス=ガルシアなどのアーティストが1912年から1933年にかけて制作した70点近い作品が、この芸術運動の複雑さを強調しながら、新たな解釈を提案しています。

建物

ソフィア王妃美術館はアトーチャ(Atocha)にある新古典主義建築に位置しています。この建物は、市内に点在していた病院の一元化をフェリペ2世が決定した16世紀以降、病院施設(サン・カルロス病院)として使用されていました。18世紀には、カルロス3世が施設を拡張し、現在の建物が誕生。拡張を手がけたのは、建築家のホセ・デ・エルモシージャとフランシスコ・サバティニでした。

1965年に病院が閉鎖されるまで、建物には様々な変更と追加が行われました。1977年に歴史・芸術的建造物に指定された後、1980年に修復開始。1986年にソフィア王妃芸術センターが開館し、1階と2階部分が企画展の展示室として使用されました。1988年末には新たな改築工事が行われ、イギリス人建築家のイアン・リッチーが設計したガラスと鋼鉄のエレベーター昇降路が3か所に設置されました。

1992年9月10日、常設展の開始とともに、正式に美術館として設立。

2001年から2005年にかけて、建築家ジャン・ヌーヴェルが行った拡張により、展示スペースが拡大し、図書館と講堂も追加されました。

美術館は市内に別館が2か所あります。レティーロ公園(Parque del Retiro)内のベラスケス宮殿(Palacio de Velázquez)クリスタル宮殿(Palacio de Cristal)では、企画展が行われている他、両館のために制作されたインスタレーションが設置されています。

Geolocation
Servicios: 

エレベーター

図書館

カフェテリア

おむつ替えスペース

ロッカー / クローク

インフォメーションポイント

レストラン

ガイド付き見学サービス

ショップ

Wi-Fi 無料

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興味に関する情報

所在地

Calle
de Santa Isabel, 52
28012
観光地: 
Paseo del Arte
タイムテーブル: 

月曜、水曜、土曜:10:00~20:00

日曜:10:00~14:30

ベラスケス宮殿、クリスタル宮殿:

  • - 1月、2月、11月、12月:10:00~18:00
  • - 3月、10月:10:00~19:00
  • - 4月~9月:10:00~21:00

休館日:火曜(祝日を含む)。1月1日・6日、5月2日、5月15日*、11月9日*、12月24日*、25日、31日*(*ベラスケス宮殿とクリスタル宮殿のみ開館)

Tipo información turística: 
電話番号: 
(+34) 91 774 1000
Eメールアドレス: 
info@museoreinasofia.es
ウェブ: 
http://www.museoreinasofia.es
地下鉄: 
Estación del Arte (Antigua Atocha) (L1)
Lavapiés (L3)
近郊電車: 
Madrid-Atocha
バス: 
001, 6, 10, 14, 19, 26, 27, 32, 34, 36, 41, 45, 59, 85, 86, 102, 119, C1, C2, C03, E1
入場料: 

一般料金。コレクションと企画展の見学:10 €(オンライン:8 €)

2回観覧可能な一般料金(窓口・オンライン):15 €

入館無料:観覧者全員が対象、月曜~土曜(火曜を除く)の18:00~20:00、日曜の13:30~14:30

入館無料:ベラスケス宮殿、クリスタル宮殿(いずれもレティーロ公園内)。

入館無料:4月18日と12月6日

美術館通りパス(Tarjeta Paseo del Arte (プラド美術館、ティッセン=ボルネミッサ美術館、ソフィア王妃美術館):均一料金:30.40 €

国立美術館・博物館年間パス:均一料金 36.06 €