ヴィジュアル・アートにおける愛と死
これは西洋美術におけるエロティズムの歴史を辿る展示会です。
17世紀のルーベンスとベルニーニのバロック風の作品から、20世紀のシュールレアリズムまで、また19世紀のカノヴァ、デラクロア、ミレー、モロー、ロダン等の作品を鑑賞する事が出来ます。
20世紀初頭に、最も論議を呼んだフランスの知識人であるジョルジュ・バティーユが、不思議かつ何かを想起させる、美と欲望と痛みに関する「エロスの涙」と名付けられた随筆を作品として残しました。
この作品は1961年に出版されましたが、エロチシズムと死の関係は、ロマン主義の時代から多くの哲学者、心理学者、芸術家の継続的な妄想のひとつでした。
シュールレアリスト達もそうであったように、この伝統の継承者であったバティーユは、彼の生涯にわたり、時折驚くべき明晰さによって、サディズムに関する発言を続けたのです。
エロスとタナトス
展示会は大きく分けて、ふたつの部分からなっています。
「犠牲的行為への誘惑」と名付けられた第一部は、ティッセン・ボルネミッサ美術館にて観ることが出来ます。
「永遠の夢」と称された第二部は、カハ・マドリード基金にてお楽しみ頂けます。
「ヴィーナスとアドニス」や「アポロとハシント」、又「エンディミオンの夢」のような神話を通じて、芸術家が感じて来た死と愛の恍惚の類似性を見る事が出来ます。見学者は「愛に死す」という表現を良く理解出来るでしょう。
死の世界でしか日の目を見ないロマンスも存在するからです。
会場:カハ・マドリード基金
Fundación Caja Madrid MAP
期間:2009年10月20日-2010年1月31日
火-日曜10:00-20:00 月曜定休日
料金:入場料無料
地下鉄:Sol (1, 2, 3番線) / Ópera (2, 5番線)
Callao (3, 5番線)