自転車好きの誰もが楽しめる、楽しく簡単で持続可能な交通手段。住民や街を訪れる人々が少し運動しながら快適でスピーディに移動できるよう、マドリードは2014年に電動自転車レンタルサービス「bicimad」を導入しました。bicimadは市内21地区に7500台の自転車と611のステーションを配置しています。
bicimad、8つのヒント:bicimadシステムを知ってサービスを満喫
マドリードを走る電動自転車は、自転車を利用した市内移動の最新機能を複数備えています。素材は再生アルミニウムで、操作性に優れ、人間工学に基づいた頑丈なデザインになっています。
モーター出力は250Wで、3段変速システムによって自転車の特徴である滑らかなアシストが実現。また、ブレーキをかけると点灯するランプ付きのローラーブレーキや、速度とバッテリーの状態を示すLCDディスプレイも搭載され、バッテリーの走行距離は70kmです。
ステーションが駐輪中の自転車のモニタリングを行っているため、自転車の状態を診断ツールで常時分析することが可能です。また、スタンドには電力供給の問題がある場合に作動するバックアップシステムがあり、問題が生じた場合にもステーションの機能は継続します。自転車の取り出しと返却は、音と自転車の状態に応じた3つのLEDライト(赤、黄、緑)で示されます。
bicimadサービスは、EMTの全サービス(バス、駐車場、bicimad、駐輪場)に結びついた単一アカウントシステム「MPass」に統合されています。同システムでは移動やパスカードの支払い方法の紐づけが可能です。
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